理系の強みを生かした営業。
細やかなフォローで
お客さまと親密な関係を築く

2016年入社
東日本営業部
東日本営業所(営業職)
KOUICHI OHTA

Q.1

野村マイクロ・サイエンスへの入社を決めた理由は何ですか?

業界トップの技術力とアットホームな雰囲気が
野村マイクロ・サイエンスの魅力

大学で水処理に関する研究を行っていたため、就職活動のときは、水処理関連の部材メーカーなども視野に入れていました。最終的に当社を選んだのは、超純水の分野で国内トップを争う技術力のある会社だから。そのような会社で働けることに、とても魅力を感じました。また、説明会や面接の際のアットホームな雰囲気にも引かれましたね。

新人研修を終えた後は、東日本営業所へ配属。当社の営業所は、営業チームとメンテナンスチームの2チームに分かれています。まずは装置について勉強するため、メンテナンスチームに所属し、1年半〜2年ほど現場に出て、お客さまの装置を直したり、経年劣化で消耗する部品を交換したりするなど、直接装置に触れる仕事をしていました。

初期のころは、右も左も分からないまま現場に出ていたため、装置を止めてしまいそうになったこともありました。そんなとき、「装置を止めると、お客さまの生産ラインが止まってしまう。そうすると、その先の作業を行うたくさんの会社の仕事も、すべて止まってしまうんだぞ」と先輩に言われ、自分の仕事は目の前のお客さまだけではなく、その先にいるたくさんの会社にも影響を及ぼす重要なことなんだと、改めて考えるようになりました。

Q.2

現在の主な仕事内容を
教えてください。

お客さまと長期にわたって親密な関係を築き、
ひとつのものをつくり上げていく

入社3年目以降は営業チームに移行し、お客さまへの装置の提案を行っています。最初のころは、主に競合他社のいない案件に携わっていましたが、最近は3〜4社の競合がいる難しい案件に携わる機会も多くなってきました。
当社の営業の特徴は、お客さまとの親密な関係を構築はもとより、計画、設計、調達、施工のひとつのものをつくり上げていく中のすべてにかかわる点です。装置の成果が出るまでには時間がかかりますし、設計がスムーズに進むよう、細かい部分まで提案内容を詰めていかなければなりません。要求仕様書の情報だけでなく、お客さまが本当に望んでいることを聞き出すことで、ベストな提案、納入に近づけていきます。

当社が扱っているのは超純水ですが、お客さまの中には、超純水以外の設備で悩んでいる方もいらっしゃいます。そんな方に、大学で学んだ知識を生かしてアドバイスをしたところ、「ちょっとこれも困っているんだけど…」と、いろんなことを気軽に相談してくれるようになりました。このように、少しずつ距離を縮めながら、お客さまとの関係性を築いていくのが営業の面白さですし、仕事のやりがいにもつながりますね。

Q.3

仕事において大切にしていることは何ですか?

「細やかなフォロー」が営業職の要。
一つひとつを丁寧に積み重ねて、次につなげる

お客さまとの関係性を築いていくのが営業の面白さや醍醐味である一方、関係性をしっかり築けていないと、他社に入り込まれてしまうことがあるのもまた事実です。3年目のときに、営業フォローを怠ったことで、案件を他社に取られてしまったことがありました。「来年、装置を導入したい」というお客さまに見積りを出した後、長いこと連絡を取らなかったため、他社との話し合いが進んでいたのです。

受注するために多くの仲間に動いてもらっていたこともあり、その努力を水の泡にしてしまったと報告をするときは、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。あのときの悔しさや申し訳なさは、今も思い出すことがありますね。営業フォローの大切さを、肌で感じた瞬間でした。

こまめに電話をしたり、訪問したりするなど、営業フォローをきちんとしなければ、当社の存在を忘れられても仕方がありません。先輩方を見ていると、1ヵ月おきに電話を入れたり、打ち合わせに伺ったりするなど、細やかな営業フォローを積み重ねています。私はまだフォローの目配りが弱い部分があるので、先輩方のような丁寧な仕事ができる営業を目指し、日々努力しています。

Q.4

営業部はどのような方が
多いのでしょうか?

提案から設計、工事まで。
さまざまなスキルを営業の仕事に生かす

営業職と聞くと、「コミュニケーション能力に長けている人」といったイメージがありますよね。当社の営業も、もちろん話が上手な先輩はたくさんいますが、それ以上に、技術の説明がしっかりできる人が多いイメージです。装置を見ただけでお客さまの課題に気付いたり、自分で設計できたり、工事ができたりする方もたくさんいますし、マルチにこなせる先輩方ばかりです。

技術営業にとって、知識は武器です。そういう意味で、研修で教えていただいた知識が、今とても役に立っているなと感じます。新人研修のときに渡された資料はいまだに全部保管してあり、たまに見返すと新たな発見があります。当時は話を聞いてもあまり分からなかったのに、今の立場になって理解できることも多いですね。

Q.5

今後のキャリアプランについて
教えてください。

ベストな提案でお客さまの気持ちを動かす。
先輩の姿を見て描いた理想の将来像

先輩の営業に同行した際に、ベストな提案と適切なフォローによって、お客さまの気持ちを動かせることを学びました。もともと他社の装置を使用されていて、もう1台追加したいというお客さまだったんですが、同じメーカーのものを入れたほうが、使い勝手も分かるし管理もしやすいですよね。見込みがないような状況での営業でしたが、当社の装置を入れたほうが、コストも下がるし管理も楽だという提案を先輩が行ったんです。

最初のうちは「一応、話を聞いておくか」という態度だったお客さまも、最後は前のめりになって話を聞いていらっしゃいました。半年ほど打ち合わせを重ねて、最終的に、他社から乗り換えることを決めていただきました。その様子を見ていて、自分もこんな仕事をしてみたいと考えるようになりました。

ベテランの先輩方の中には、技術職で働けるスキルを持つ方もたくさんいます。でも、営業から他部署への異動はほとんどないのは、先輩方がやりがいを持って営業という仕事をしている証拠だと思います。自分も早くその一員と胸を張って言えるようになりたいですね。

当社の営業は、他社と比べて、1人で案件をこなせるようになるまで年数がかかると思います。ただ、先輩方は出し惜しみせずに知識を教えてくれますので、謙虚に学ぶ姿勢があれば大丈夫です。営業職として幅広い知識が必要ですので「何でも勉強します!」という姿勢が求められますし、自分もまだまだ若手なので、常にその気持ちを忘れずにいたいと思いますね。

就活生へのメッセージ

入社前にアットホームな会社だと感じましたが、そのイメージは入社してからも変わりません。飲み会やバーベキュー大会が開かれることも多く、「社員一丸となってやっていこう」というチーム力のある会社です。

若手社員だけのコミュニティーもあり、新入社員にもどんどん参加を促しています。フットサルやボルダリングなどに参加することで、他部署との関わりができ、仕事が円滑にまわることもあります。そういうコミュニティーに、楽しんで交ざってきてくれる方に入社してもらえるとうれしいですね。

 

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