高効率真空脱気塔(HE-VDG)

通常の真空脱気塔の内部に、窒素などの微量の不活性ガスを注入し、真空側の気相の酸素分圧を限りなく"ゼロ"にすることにより、高効率に水中の溶存酸素を除去することができる装置です。 通常の脱気装置とほぼ同等の設備で、処理水の溶存酸素濃度は、必要に応じて50~5ppb以下まで対応できます。また、処理水の溶存窒素濃度は、常温、常圧の飽和溶解度よりもはるかに低濃度となります。

特長

  • 従来の脱気塔に少しの付加装置を設置しただけで、除去性能が飛躍的に向上します。出口の溶存酸素濃度は、従来技術の1/10程度に低下します。
  • 窒素の溶解量は微量(真空下での飽和溶解量のみ)なので、処理水質への影響はほとんどありません。
  • 消耗品は、微量注入する窒素ガスだけで、極めてわずかなランニングコストで高い性能を発揮できます。

高効率真空脱気塔 HE-VDG